前ページと同様、トンパ文字は、基本形 を少し変化させて別 な意味を表すことがあります。

「水」の変化形で「北」「南」を表します。水が流れて来る方角が「北」、水が流れ去る方角が「南」となります。 どうしてそうなるかは、トンパ文字の生まれた麗江の地形の説明が必要ですね。 麗江を含む雲南省北西部では、大きな川、たとえば瀾滄江(メコン川)、怒江(サルウィン川)などは、 北のチベット高原から南に流れています。 金沙江(長江)は、一部彎曲したところの流れが、南から北へという例外はありますが。 それで、この方角を水の流れる方向で表しているわけです。(たぶん・・・)

「昼」は「日(太陽)」のまん中の丸を取った形。「夜」は「月」の変化形。

「日食」は「日(太陽)」の一部が欠けている形。「月食」も「月」の一部が欠けている形。これはわかりやすい。

目をつぶった形で「閉じる」を表わします。なるほど。なるほど。

北	南	昼	夜
日食	月食	閉じる

前ページ

トンパ文字

次ページ